2012年09月27日

公共交通について

9月定例議会が終わりました。
個人質問の様子を紹介いたします。
今日は「公共交通について」
      
質問:比嘉瑞己
モノレールの恩恵を受けていない真和志地域で、
モデル性の高い基幹的公共交通が実施されます。
基幹的公共交通をより効果的なものとするためにも、
コミュニティバスとの連携が必要であると考えます。
那覇市が民間会社と共同運行するコミュニティバスの実証実験を行うべきと思いますが、当局の見解を問います。

都市計画部長
地域の実情にあったコミュニティバスとの連携は必要であると考えている。
議員ご提案の共同運行による本格運行については、特定の会社のみへ補助することの妥当性の問題などから、困難であると考えている。しかしながら、関係機関と連携して調整を図っていきたいと考えております。

比嘉瑞己
コミュニティバスの最大の課題は、採算性の問題、また民間バス会社との関係だと認識しております。ですから私は、今回共同運航についての提案をいたしました。那覇市がもっと主体性に取り組む必要があると思いますが、部長の見解を求めます。

都市計画部長
課題解決のために、コミュニティバス実証実験で市民から要望のあったルートの設計、運行頻度・定時定速の向上、乗り継ぎ割引の仕組みづくり、利用客の確保が必要になってくる。沖縄県においては平成27年度より運行開始を予定しているIC乗車券のシステムを契機に、那覇市で主催する公共費用の調整会議の中で、これより一歩踏み込んだコミュニティバス導入の可能性について議論を進めていきたいと考えてる。

           ***

わたしは昨年12月の議会でも、公共交通について質問をしました。
そのときもコミュニティバスの導入についてと、IC乗車券の導入についてでした。
前回のときは、どちらの実現も遠い遠い未来の話で、
那覇市の本気度がまったく伝わってこない答弁だったのですが、
あれから、公共交通特別委員会がんばりましたよ~!
市民のみなさんの声に耳を傾け、
その声を持って、関係者や沖縄県庁にも直接乗り込んでいきました。

そういった経緯もあって、
今回の質問では、IC乗車券の導入が3年後に実現すること。
それにあわせてコミュニティバス実証実験が行われていくことが確認できました。
那覇市の公共交通にとって画期的な出来事です。

どんな論理構成よりも、「市民の声」が一番説得力があるんだなあと、
あらためて感じた9月議会でした。

明日は、その公共交通の市民報告会が開催されます。
1年間にわたって開催されたフォーラムでの市民の声を、
議会がどのように受け止め、行動してきたのか。
わたしも報告をいたします。
みなさんのご参加を心よりお待ちしています。

「交通フォーラム 市民報告会」
9月28日(金)午後6時
那覇市民会館中ホール

公共交通について

                      沖縄県の渋滞経済損失2206億円!



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Posted by 比嘉みずき at 11:09 │地域