2011年01月16日
久茂地小学校を存続させよう
この冬いちばんの寒さとなった日曜日。
久茂地小学校で開かれた説明会に出かけました。
「那覇市立学校適正配置計画(統合・分離)素案」。
久茂地小学校と前島小学校を統合し、
新たな小学校をつくるという表現ですが、
言いかえれば、久茂地小学校を廃校にしてしまう計画です。
会場となった久茂地小学校の体育館には、
「久茂地小学校を存続させてほしい」
という保護者や地域のみなさんの
願いで埋め尽くされていました。
計画の内容について、
新聞報道が先行したこともあり、
市民との合意形成の在り方について、
批判の声が相次ぎました。
那覇市教育委員会は、
これまでの経過について不十分さを認め、
「合意形成は今から。この素案をもとに議論を重ねたい」
と説明していました。
しかしながらその素案には、
タイトルにも(統合・分離)とあるように、
統廃合についての年度計画まで入っていて、
「統廃合ありきの計画」と批判されても仕方がありません。
那覇市教育委員会が
8年前に審議会からの答申を受けてから、
今回の計画ができるまでの間に、
どれだけ市民の声を聞いてきたでしょうか。
「協働のまちづくり」を掲げる那覇市として、
しっかりと住民参加型の計画素案を作成すべきでした。
説明会の参加者から相次いだ質問のもうひとつに、
「適正規模とは何か?」という問いかけでした。
那覇市の審議会の答申では、
30人学級が望ましく、
1学年2~4学級
1学校12~24学級
が適正規模としています。
その規模を下回る小規模校のデメリットとして、
三点の説明がありました。
①学習面 多様な考えを出し合い、学びあい、
高め合おうとする気持ちが育ちにくい。
②生活面 クラス替えが困難なことなどから、
人間関係や相互の評価等が固定化しやすい。
③学校運営面 教職員が少人数であることから、
効果的な学校運営や指導体制の構築が難しい。
これに対する保護者のみなさんの意見がとても勉強になりました!
適正規模とは何かを考えることで、
「教育とは何か?」という
本質的な問題を考えさせられました。
今日はもう寒いのでつづきは次回に!

百年の歴史がある久茂地小学校
久茂地小学校で開かれた説明会に出かけました。
「那覇市立学校適正配置計画(統合・分離)素案」。
久茂地小学校と前島小学校を統合し、
新たな小学校をつくるという表現ですが、
言いかえれば、久茂地小学校を廃校にしてしまう計画です。
会場となった久茂地小学校の体育館には、
「久茂地小学校を存続させてほしい」
という保護者や地域のみなさんの
願いで埋め尽くされていました。
計画の内容について、
新聞報道が先行したこともあり、
市民との合意形成の在り方について、
批判の声が相次ぎました。
那覇市教育委員会は、
これまでの経過について不十分さを認め、
「合意形成は今から。この素案をもとに議論を重ねたい」
と説明していました。
しかしながらその素案には、
タイトルにも(統合・分離)とあるように、
統廃合についての年度計画まで入っていて、
「統廃合ありきの計画」と批判されても仕方がありません。
那覇市教育委員会が
8年前に審議会からの答申を受けてから、
今回の計画ができるまでの間に、
どれだけ市民の声を聞いてきたでしょうか。
「協働のまちづくり」を掲げる那覇市として、
しっかりと住民参加型の計画素案を作成すべきでした。
説明会の参加者から相次いだ質問のもうひとつに、
「適正規模とは何か?」という問いかけでした。
那覇市の審議会の答申では、
30人学級が望ましく、
1学年2~4学級
1学校12~24学級
が適正規模としています。
その規模を下回る小規模校のデメリットとして、
三点の説明がありました。
①学習面 多様な考えを出し合い、学びあい、
高め合おうとする気持ちが育ちにくい。
②生活面 クラス替えが困難なことなどから、
人間関係や相互の評価等が固定化しやすい。
③学校運営面 教職員が少人数であることから、
効果的な学校運営や指導体制の構築が難しい。
これに対する保護者のみなさんの意見がとても勉強になりました!
適正規模とは何かを考えることで、
「教育とは何か?」という
本質的な問題を考えさせられました。
今日はもう寒いのでつづきは次回に!
百年の歴史がある久茂地小学校
Posted by 比嘉みずき at 23:51
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