2009年10月25日

ただいまです

月曜日から出発した行政視察。
昨夜、強い風が吹く荒れるなか、無事に帰って来ました。

空港からタクシーに乗ると、地元の新聞が置かれていて、
岡田大臣の「普天間県外移設は考えられない」発言が、
大きく見出しを飾っていました。

民主政権の基地問題への本気度は所詮こんなものなのか…。
この姿勢を変えるのは、やっぱりわたしたち県民だよな…。
まるで、これから始まる政治情勢を占うような、
窓の外の大雨を、タクシーから眺めていました。

話は変わって、行政視察。
各視察地から、とても大きな収穫を得ることができました。

特に「わくわくプラザ」について学んだ川崎市は、
今後の那覇市の学童保育の在り方について、
避けては通れない課題になりそうです。

川崎市は、2003年から「わくわくプラザ」を実施しています。
政府の放課後子どもプランを利用していて、
文部科学省の「放課後子ども教室推進事業」と、
厚生労働省の「放課後児童健全育成事業」(学童保育)を、
一体的に実施するものでした。

川崎市の担当の方の言葉では「学童保育を内包している」
と言っていました。

学童保育への待機児童がなくなったこと。
利用料が月2500円で、保護者への経済的負担がないこと。
指定管理者制度の導入で、合理的な運営を可能にしていること。
等々の利点をお話されていましたが、
今回は限られた時間で、
当局からのみのお話でしたので、
「良い・悪い」と決めつけないほうがいいみたいです。

視察前に心配していてた学童保育の廃止についても、
当局のお話では、きちんと存続していて、
その役割を発揮しているとのことでした。

しかしながら、全校生徒を対象にした「わくわくプラン」で、
定員数は大きくなっていることと、
その定員数に見合った、職員の体制になっているかといえば、
なんだか濁した言い方をしていたように感じました。

指導員のみなさんの専任・専門性が保つことは、
子ども達の生活の場である学童保育にとって、とても大事なことです。
放課後を過ごす時間の「質」について、格差が生まれるのではないか。

今回の視察で見えてきた学童の課題について、
早速、明日からの活動にいかしていきたいと思います。

ただいまです

                   川崎市は那覇市の友好都市なんですよ



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Posted by 比嘉みずき at 19:46 │学童保育