2009年05月18日

療育センターに行く

午前中は5月那覇市臨時議会がありました。
議案は、平成21年度国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)など6つの議案と、
車両物損事故の専決処分などの2つの報告でした。
わたしたち日本共産党那覇市議団を含む全議員が賛成しました。

午後は、那覇市鏡原にある「那覇市療育センター」にて現場視察を行いました。
発達に遅れのみられるお子さんや、障がいをもっている子どもたちを、
嘱託医師(精神科、児童精神科、小児神経科、小児科)、心理判定員、理学療法士、言語聴覚士などの専門員で構成されたチームで、相談にのってくれます。

最近になって「発達障がい」という言葉が、市民にも知られるようになってきましたが、
理解されるというまでには、なっていないのが現状のようです。
療育センターの先生たちは「発達が少し遅れた子ども」と表現していましたが、
先生たちは、保護者のみなさんに説明するときの「言葉」にとても気を遣うそうです。

ここ数年、自治体などでも「障害」という表記を「障がい」に改めることが増えてきました。
「害」という文字のもつイメージを、ひらがなにすることで和らげたい。…という意図なのでしょうか。
もし、そうであれば「障」だって、「支障がでる。差し障り」など、
決していい意味だけに使われる漢字ではないはずです。

表記の仕方よりも、「障害」という概念を変えていくことが大事なのではないか。
障害ではなくて、ひとりの人間の個性として、みんなが認め合える。
そんな社会をつくるために、那覇市として何ができるのだろうか…。
帰り道、国場川を見ながらそんなことを考えました。


療育センターに行く

                         那覇市療育センター



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Posted by 比嘉みずき at 22:01 │政策