2010年08月30日

米軍フェンスをイノ垣に

「イノシシが畑を荒らして困っている」

都市で暮らすわたし達には
耳慣れない相談です。

実は、日本一のパイン生産地、
東村での切実な住民要求なのです。

今日はこの問題を訴えるために、
沖縄県と沖縄総合事務局に
申し入れを行ってきました。

要請団には、
東村の日本共産党支部長イサ真次さん。
日本共産党衆院議員の赤嶺政賢さん。
日本共産党県議団から渡久地おさむさん、
玉城のぶこさん、前田政明さん。
そして那覇市議のわたし。

市議・県議・国会議員そろっての要請です。
こうした連携がとれるのも日本共産党の強みです。

実はこのイノシシ被害は東村だけの問題ではなく、
いま全国で問題となっていて、
2008年に特別措置法が施行されているところです。

しかし例の「事業仕分け」によって、
今年度の予算が大幅に削減されているのです。

「国に対して必要な予算の増額措置と
 来年度以降も継続実施を求めるべきだ!」

我々の訴えに、沖縄県も総合事務局も
「事業の重要性は認識しています。しっかりと求めていきたい」
と応えてくれました。

また当局のみなさんは、
カラスによる農作物への被害については知っていても、
深刻なイノシシ被害については、
あまり把握していない様子でした。

「広大な畑でもイノシシの家族が入ったら
 1週間で食い潰される」

「パインを10年作ってきたけれど
 イノシシのせいで、もう別の作物に変えた」

「イノシシ対策の柵を立てるのも、
 肉体的にきつくて高齢者には難しい」

地域の声を伝えるイサさんの言葉を、
部長さん達も一生懸命にメモしていました。

米軍の北部訓練場がある東村。
ヘリパッド建設反対でがんばるイサさんが最後に言いました。

「危険な基地は撤去して、
 米軍基地のフェンスをイノシシ対策に使うべきだ」

名言だと思う。

米軍フェンスをイノ垣に


                      地域の声を届けてます!



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Posted by 比嘉みずき at 15:46 │政策