2009年05月30日

那覇空港滑走路拡張問題

今日も、懇談会にお招きいただきました。

この頃の盛り上がる話題といえば、
那覇市の高すぎる国保税のことや雇用問題などのことが多いのですが、
60代の元教師の方が、「那覇空港の滑走路拡張問題」について、
発言をしてくれました。

那覇空港の沖合に滑走路をつくる計画があること。
しかし埋め立てる大嶺海岸には、貴重な固有種が生息する干潟が残っていること。
那覇空港を共同使用している自衛隊機の離発着回数は、
民間飛行機よりも多いこと。
那覇空港を民間専用化をすれば、美しい自然を壊さなくてもよいこと。
…と、わたしの出番がないほど、理路整然とお話をしてくれました。
大賛成です。

昨年、わたしも那覇市議団として現地調査に行ったことがあったので、
その感想も交えてお話をさせていただきました。

家に帰ってアルバムを探したら、そのときの写真が見つけました。
こんな手つかずの自然が那覇市に残っていることを、
どれだけの市民が知っているのでしょうか。

美しい海岸を散策していると、
名前も知らない熱帯魚や、色のついたサンゴ。
シオマネキや、ヤドカリがたくさん生息していました。

とても暑い日で、蜃気楼さえ見えていましたが、
高嶺剛監督「ウンタマギルー」の、あの世界がそこにはありました。

裸足で浅瀬を歩きながら、心地よい妄想に浸っていると、
ゴゴゴゴーという爆音が空を破きました。
見上げた青い空に、まったく溶け込めない自衛隊機が飛び立って行きました。

1000万人誘致した結果、訪れる観光客は、この島の何を観に来るのだろう。
そしてこの島の人々は何を得て、何を失うのだろう。
観光立県。その中身が問われている気がします。

那覇空港滑走路拡張問題

                        那覇から見えた水平線



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Posted by 比嘉みずき at 23:45 │政策