2009年08月08日

比例定数削減と政党助成金

今朝の地元紙に、民主党のみなさんの政治広告が載っていました。

国民への約束として一番上に、
「衆院比例定数80議席削減」」と書いていました。
ちなみに、自民党も公約で「定数の1割以上を削減する」と打ち出しています。

各政党の得票率に応じて議席の配分が決まる比例代表制は、
国民の意思が議席に正確に反映する選挙制度です。

結局、大政党である民主党や自民党のみなさんのねらいは、
小選挙区制度よりも、民意が反映される比例代表制度の議席を減らして、
少数政党を国会から追い出したいだけなのです。

この比例代表を削減すれば、
何千万という国民多数の民意が切り捨てられることになります。

さて。今朝の新聞紙一面すべてを使った広告費は幾らぐらいなんでしょう?
全国すべての新聞に載せているとすれば、莫大な費用になっていると思います。

民主党のみなさんは、収入の八割が「政党助成金」だと言われています。
今朝の広告だって、その政党助成金が使われていることでしょう。
政党助成金は、国民一人当たり250円。総額で年間320億円もの税金です。

そのお金を、応援もしていない政党のみなさんが、山分けをしている。
わたし達日本共産党は、思想信条の自由を侵すような、
「政党助成金」を一度だって受け取っていません。

「無駄を削る」というのなら、政党助成金こそまっさきに削るべきです。

国会議員1人にかかる税金は年7172万5000円。
仮に民主党案の80議席削減で約56億円です。

56億円削減のために、議会制民主義を壊してはいけません。
ムダな議員を選ばなければいいのです。
政党助成金の320億円を削るほうがいいですよね?

比例定数削減と政党助成金

                   「そうだ」と彼も言っています



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Posted by 比嘉みずき at 21:13 │総選挙