2009年07月18日

建設的野党宣言

日本共産党は16日に、
「解散・総選挙にのぞむ日本共産党の基本的立場」
を発表しました。
http://www.jcp.or.jp/seisaku/2009/20090716_kaisan_sousenkyo_kihon_tachiba.html

民主党中心の政権が成立した場合の
日本共産党の立場を表明していて、マスコミなども注目しているようです。

この声明では、
建設的野党として三つの仕事に取り組むことを明らかにしています。

(1)国民の切実な要求を実現する立場から政策要求を積極的に提起し、
  課題ごとに一致点で協力し、政治を前に動かす「推進者」の仕事
(2)民主党が危険な諸政策を具体化する動きを起こしたさいに、
  それを許さない「防波堤」となる
(3)「国民が主人公」の立場にたった民主的政権
 ―民主連合政府をつくるための国民的共同を探求、
   前進させるために力をつくすことです。

志位委員長は
「民主党中心の政権が成立した場合には、
 国民の立場で、『良いものには協力する、悪いものには反対する』
 という“是々非々”の立場で、筋を貫いた行動をおこなうことです。
  つまり“行動する是々非々”という立場で対応するということです。
 民主党中心の政権が成立した場合に、野党がどうなるかは不確定ですが、
 建設的野党としての役割を果たしうる立場をもっているのは日本共産党です。
 この党が伸びるかどうかで、日本の政治が前に進むかどうかが決定的に左右されます」
と述べました。


数年前「たしかな野党」をスローガンに選挙をたたかったときは、
「政権をとることを考えていないのか?」
「いつまで野党のままでいるつもりか?」
と、いろんなご意見が寄せられました。

しかしそれは「共産党もっとがんばれ!」
という温かい期待のこもった叱咤激励だったと思います。

わたしたち日本共産党は、
国会のなかでは、確かに少数政党です。
しかし、たしかな野党として、国民の立場にたって、
その役割を発揮してきました。

後期高齢者医療制度や派遣労働問題において、
国会論戦で厳しく政府を追及し、
その打開のために、国民と協力して社会を動かしてきました。

国会においてはじめは少数意見だったわたし達の主張は、
いまでは民主党や社民党のみなさんだって認めざるを得ない、
国民の声になりました。

今回の発表は、
ますます共産党の存在意義が高まっているなかでの、
しかし現状もリアルに見ながらの、
「建設的野党宣言」だと感じました。

「共産党は刺身にはなれないけれど、ワサビとして必要なんだよな~」
いまはその言葉を甘んじて受けようと思います。
しかし、いつか国民は多くの経験を通じて、
「国民が主人公」の、民主的な政権を選ぶ日が来ると思うのです。
そのとき、わたしたち日本共産党はその連合政府の一員になれると信じています。

その日を迎えるための総選挙。

国民が自公政権を終わらせる決定的な“審判”をくだし、
自公政権を終わらせた後の日本の政治を
どう前進させるかが問われる歴史的総選挙の最大の焦点は、
日本共産党が前進するかどうかにあります。

自公政治の根本をつき正面からたたかい続けてきた党、
自公政治に代わる日本の「進むべき道」をさししめす党、
国民の利益に立って建設的野党としての役割を果たす党
日本共産党が前進することこそ、
国民の願いにかなう新しい日本への道を開く最大の力となります。

がんばります!

建設的野党宣言

                       たなびく旗も元気です




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Posted by 比嘉みずき at 23:44 │日本共産党