2012年07月23日

苦難の根源を知った人々

これだけ県民が反対しているのに、
どうしてオスプレイ配備を強行しようとするのだろう。

アメリカ政府は「日米安保条約にもとづく権限」だと言い、
日本政府は「日米安保条約上の義務」だと言った。

「日米安全保障条約」。

わたしたち県民は安全保障の名のもとに、
基地の島にされ、命と安全が脅かされつづけている。

そしてまた、
安全保障の名の軍事同盟によって、
アメリカの軍事戦略に加担をしてきた。

あの戦争から67年が経った。
戦争につながる一切を拒絶しようと誓ったはずなのに、
わたしたちの島は、いまでも植民地みたいだ。

日本政府もアメリカ政府も、
県民の怒りを計り損ねている。
なし崩し的にオスプレイを配備してしまえば、
わたしたちが諦め、現実を受け入れると考えているのだろう。

だけどそれは大きな間違いだ。
わたしたち県民は、わたしたちを苦しめいている根源を再確認した。
そして、沖縄差別論を乗り越えて、全国の人々と連帯を広げている。

昨日、オスプレイ配備に反対する市民集会に参加をした。
みんな県民大会が待ちきれないみたいだった。
若い人が太鼓を鳴らし、ディジュルドゥを吹き、
楽しみながらサウンドデモをしていた。
はにかみながら、けれどその瞳はキラキラしていた。


苦難の根源を知った人々

            「オイッス!みんな声が小さいな、もういちどオイッス!」



同じカテゴリー(平和)の記事

Posted by 比嘉みずき at 17:56 │平和