2010年06月21日

梅雨明けの空に

さていよいよ参議院選挙です。

政権交代から10か月。
「日本の政治が変わる」と信じていた国民の期待が、
こんなにも早く裏切られるとは誰が予測したでしょうか。

「最低でも県外」と約束した鳩山さんは、
なぜ自らの公約も、県民の思いをも、
裏切ることになったのでしょうか。

それは「危険な基地はいらない」という県民の思いを、
アメリカにただの一度も伝えなかったからです。
「対等平等な日米関係を築く」と言っていたのに、
アメリカの顔色ばかりを伺って、
主権者である国民の声に耳を傾けなかったからです。

県民の怒りに包囲されて辞任に追い込まれた鳩山連立内閣。
しかし、新しく誕生した菅さんの新内閣はどうでしょうか。

普天間基地の問題も、
政治とカネの問題も、
鳩山さんと小沢さんの辞任で責任をとったと、
カン違いをしているみたいです。

首相の表紙だけを変えてみたところで、
政治とカネの疑惑は残ったまま。
辺野古に基地をつくる日米合意も残ったまま。

これで有権者を騙せると思っているのでしょうか。

毎朝、街頭宣伝をしていると、
車の中から手を振ってくれるお母さんがいます。
クラクションを鳴らしながらガッツポーズをするお父さんがいます。
横断歩道を渡りながら手を振ってくれるちびっ子たちがいます。

曇り空にピンと伸びた、のぼり旗がはためいています。

沖縄の梅雨が明けました。
政治の梅雨明けもこの島から。

梅雨明けの空に

                    普天間基地・無条件撤去の旗印



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Posted by 比嘉みずき at 23:05 │選挙