2011年02月20日

肺炎球菌ワクチン接種 課長さんの奮闘


豊見城市議選挙では、
日本共産党5人の候補者が
全員勝利することができました。

定数24に5人ですから、
議席占有率20.8%。
全国でもトップレベルの強さです。

那覇市のお隣の豊見城市。
これからも良きライバルとして、
党市議団も切磋琢磨していきたいと思います。

さて、豊見城の投票日から明けて二日。
那覇市議会は二月議会が始まりました。
新年度予算を決める、約一ヶ月間の長い議会。

選挙の疲れも残っていますが、
那覇市民のくらしを守るために、
全力でがんばりたいと思います。

今議会のわたしの個人質問日は、
2月23日の水曜日に決まりました。

今回の個人質問では、以下3点について取り上げます。
1.高齢者の健康づくりについて
2.那覇市教育委員会跡地利用について
3.宮城区南自治会の生活道路整備について

特に高齢者の健康づくりについて、
「肺炎球菌ワクチン」の接種については、
後期高齢者医療連合議会の成果をしっかりと
那覇市の福祉事業へと繋げたいと思います。

前回のブログでもご紹介したように、
沖縄県後期高齢者医療連合議会は、
高齢者への肺炎球菌ワクチン接種を求める
わたしの質問に対して、
「助成を検討していきたい」
との前向きな答弁をしました。

後日、その答弁資料を提供してもらったところ、
あらためて次のことが確認できました。

①日本人の死因について、
 癌、心臓病、脳卒中に次いで肺炎が第4位である。

②「肺炎球菌ワクチン」は、
 肺炎の原因となる肺炎球菌に有効なワクチンで、
 ワクチンの予防接種で、肺炎球菌による感染が、
 70~80%減少する。
 たとえ肺炎が発症しても軽症ですむ。

③効果の持続期間は5年だが、
 5年を過ぎても8割の効果が残る。

④国立感染症研究所によると、
 65歳以上高齢者では年間約7万6千円。
 75歳以上高齢者では年間約12万円
 もの医療費削減効果がある。

「す、す、凄い!」
良いことだらけではないですか!
自分で質問しながらも、
あらためてその効果に驚きました。

電話で説明をしてくれた課長さんも、
わたしの質問をきっかけに調べたところ、
このような調査結果が出て驚いたそうです。

また課長さんが素晴らしいのは、
この肺炎球菌ワクチン接種に対して、
国から特別調整交付金が措置されることを、
突き止めたところです。

建設的な提案でも、
やはり財源問題が最後の壁です。
そこをしっかりと調べて、応えてくれる。

議会と行政が車の両輪となって動く時、
県民のくらしはまた良くなるのですね。

公務員バッシングや官僚批判。
国民の目は厳しくなるばかりですが、
市民のためにがんばっている優秀な職員さんも
多くいることを忘れてはいけないと思います。

さて、今度は那覇市の番です。

肺炎球菌ワクチンの効果は実証済み。
財源だって国から降りてくる。
実施しない理由はもうないですよね?

きっと、那覇市からも、
前向きな答弁が返ってくると信じています。

肺炎球菌ワクチン接種 課長さんの奮闘

課長さんの答弁書



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Posted by 比嘉みずき at 10:23 │後期高齢者医療制度