2010年03月20日

那覇のまちづくり憲章

「なはのまちを考える実践講座フォーラム」
に参加してきました。

公募による市民も参加する、
那覇市民協議会がこれまでとりくんできた、
「協働のルール」をいよいよ発表するとのことでした。

「協働」というキーワードは翁長那覇市長が就任時以来、
掲げている理念です。しかしながら、
さまざまな場面で市長が口にする「協働」の言葉を聞いても、
漠然としたイメージでしか伝わってきませんでした。

この「協働」の理念を、
ひとつのルールとして提案をしたいとの試みが、
今回のフォーラムの目的のようです。

1年間にも及ぶ市民協議会の取り組みが発表され、
それぞれのチームが、取り組みの過程を通じて「協働」という、
理念の在り方をつかんだようでした。

どのチームの発表でも、市民と行政との、
信頼関係、情報共有などが不可欠だという
共通項が出されていたのが印象的でした。

さて、そうしたとりくみの総まとめとして、
「那覇のまちづくり憲章」が発表されました。
しかし、憲章のひとつひとつの文言を読むと、
正直に言うと「あたりまえのこと」が書かれているように思いました。
でも確かに参加した人には「協働」という理念が伝わった。

「わかる人にはわかる」。なんだか誤解されそうな言葉ですが、
わたしはなにそこにヒントがあるように思いました。

市民はこの街に暮らしていて、毎日毎日まちづくりに参加している。
この那覇市に住む市民が、どれくらいこの街を愛しているか。
まちづくりの参加の方法はそれぞれだと思うけれど、
市民が那覇市を思う気持ちをもって参加することで、
「協働のまちづくり」のもつ、
崇高な理念に触れることができるのではないでしょうか。

なんだか説明すればするほど、野暮ったくなってしまいました。
押しつけではなく、愛することができる那覇市を。
市民が書いた大きな樹の絵には、それがありました。

那覇のまちづくり憲章

                    この木なんの木、気になる木



同じカテゴリー(那覇市)の記事
学校給食について
学校給食について(2011-12-19 22:58)


Posted by 比嘉みずき at 23:59 │那覇市