2009年11月02日

議場の外で思ったこと

那覇市議会は本日、臨時議会をひらき、
「米軍普天間飛行場の県外・国外への移設を求める意見書」
について採決がありました。

意見書は鳩山新政権が、普天間基地について
「県外・国外を明確にうたっており、
 県民はその実現に大いに期待している」と述べ、
「一日も早い県外・国外への移設を実現するよう強く要請する」
と書いてあります。

今回の意見書には、意見書の表題にもあるように、
普天間基地の「県外・国外」への移設を求めるものです。

県民の命と生活を脅かしている危険な基地。
基地あるがゆえのこの痛みを。この苦しみを。
どうして他県のみなさんに押し付けることができるでしょうか。

いま本当に必要なのは、11月8日に行われる、県民の総意である、
「辺野古への新基地建設と県内移設に反対する県民大会」
を大きく成功させ、全国のみなさんと連帯してがんばることです。

基地の「県内移設反対」と「県外・国外移設を求める」では、
本質的に意味が違います。

わたしたち日本共産党会派は採決に先立ち、
この意見書には「県外・国外」を求めているため、
退場をして採決に加わりませんでした。

議場の外で聞いた採決の拍手は、とても乾いて聞こえました。
わたしはその乾いた音のなかで、
これまでこの島に、平和運動で応援に来てくれた、
本土の仲間のみなさんの顔を思い浮かべ、こぶしを強く握りました。

戦争へとつながる基地はどこにもいらない。
わたしの哲学です。

議場の外で思ったこと

                             意見書



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Posted by 比嘉みずき at 16:51 │議会