2011年06月09日

被災地に立って思ったこと

東日本大震災からわたし達は何を学ぶか。

那覇市の防災に活かすために、
被災地へ調査活動を行ってきました。

訪れた場所は、
宮城県仙台市、石巻市、南三陸町、気仙沼市。
岩手県宮古市。

報道で被災地の状況を知っているつもりでしたが、
その惨状は想像を超えるものでした。

津波による泥と粉塵で街は色を失い、
港は破壊され、大量の海産物が腐敗し、
悪臭が街全体を漂っていました。

大群の不吉なカモメが、腐敗した魚に群れ、
瓦礫の山が延々とつづくその地に立つと、
ただただ言葉を失うばかりでした。

街の一角には
被災者のみなさん達でつくったのでしょうか、
臨時の埋葬墓地がありました。

埋葬された土に手向けられている花の色だけが、
そこに人々が生きていたことを証明しているようでした。

移動中の車のラジオからは、
菅首相の問責決議案をめぐっての国会中継。
空虚に響くその実況に、
日本の政治の貧困を痛感するばかりでした。

わたしもひとりの政治家。
この経験から何を教訓にして、
何を活かしていくのか。

那覇市のまちづくりに活かしていく、
六月議会がはじまります。

被災地に立って思ったこと


                      震災から八十日を過ぎても



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Posted by 比嘉みずき at 10:14 │日々のこと