肺炎球菌ワクチン接種 課長さんの奮闘
豊見城市議選挙では、
日本共産党5人の候補者が
全員勝利することができました。
定数24に5人ですから、
議席占有率20.8%。
全国でもトップレベルの強さです。
那覇市のお隣の豊見城市。
これからも良きライバルとして、
党市議団も切磋琢磨していきたいと思います。
さて、豊見城の投票日から明けて二日。
那覇市議会は二月議会が始まりました。
新年度予算を決める、約一ヶ月間の長い議会。
選挙の疲れも残っていますが、
那覇市民のくらしを守るために、
全力でがんばりたいと思います。
今議会のわたしの個人質問日は、
2月23日の水曜日に決まりました。
今回の個人質問では、以下3点について取り上げます。
1.高齢者の健康づくりについて
2.那覇市教育委員会跡地利用について
3.宮城区南自治会の生活道路整備について
特に高齢者の健康づくりについて、
「肺炎球菌ワクチン」の接種については、
後期高齢者医療連合議会の成果をしっかりと
那覇市の福祉事業へと繋げたいと思います。
前回のブログでもご紹介したように、
沖縄県後期高齢者医療連合議会は、
高齢者への肺炎球菌ワクチン接種を求める
わたしの質問に対して、
「助成を検討していきたい」
との前向きな答弁をしました。
後日、その答弁資料を提供してもらったところ、
あらためて次のことが確認できました。
①日本人の死因について、
癌、心臓病、脳卒中に次いで肺炎が第4位である。
②「肺炎球菌ワクチン」は、
肺炎の原因となる肺炎球菌に有効なワクチンで、
ワクチンの予防接種で、肺炎球菌による感染が、
70~80%減少する。
たとえ肺炎が発症しても軽症ですむ。
③効果の持続期間は5年だが、
5年を過ぎても8割の効果が残る。
④国立感染症研究所によると、
65歳以上高齢者では年間約7万6千円。
75歳以上高齢者では年間約12万円
もの医療費削減効果がある。
「す、す、凄い!」
良いことだらけではないですか!
自分で質問しながらも、
あらためてその効果に驚きました。
電話で説明をしてくれた課長さんも、
わたしの質問をきっかけに調べたところ、
このような調査結果が出て驚いたそうです。
また課長さんが素晴らしいのは、
この肺炎球菌ワクチン接種に対して、
国から特別調整交付金が措置されることを、
突き止めたところです。
建設的な提案でも、
やはり財源問題が最後の壁です。
そこをしっかりと調べて、応えてくれる。
議会と行政が車の両輪となって動く時、
県民のくらしはまた良くなるのですね。
公務員バッシングや官僚批判。
国民の目は厳しくなるばかりですが、
市民のためにがんばっている優秀な職員さんも
多くいることを忘れてはいけないと思います。
さて、今度は那覇市の番です。
肺炎球菌ワクチンの効果は実証済み。
財源だって国から降りてくる。
実施しない理由はもうないですよね?
きっと、那覇市からも、
前向きな答弁が返ってくると信じています。
課長さんの答弁書
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