2013年07月16日

窓越しに見えた無料生活相談所

選挙もいよいよ中盤戦です。

地域でマイク持って訴えていると、
これまで生活相談活動で
出会ったみなさんが、
家々から出てきて手を振ってくれます。

市議会議員になって良かった。
心から思う瞬間です。

わたしたちの無料生活相談所には、
本当にいろんな方が来ます。
悩んで悩んで、
それでもどうしようもなくて、
駈け込んでくる方がほとんどです。

わたしに出来ることは限られています。
とにかく相手のお話をじっくり聞くことです。

これまで
一人で悩みを抱え込んでいた相談者は、
思いのたけを一生懸命に
伝えようとしてくれます。

わたしはその相談内容を交通整理をする係。
もつれた糸を一つ一つ解いていく、
そのお手伝いをするだけです。

「これまで大変な思いをしてきたんですね。
 ひとりで悩まないで、
 一緒に解決方法を考えましょうよ」

困っている人の話を聞き終わったあとに、
その言葉をかけられるかどうか。
市議会議員として、
いつも自分自身に問いかけていることです。


相談者にいつも最後に聞く質問があります。
「この事務所は誰からの紹介ですか?」

それは近所の方であったり、
病院のケースワーカーさんだったり、
交番のおまわりさんだったり、
あるいは、いつか相談に乗った方からの
紹介だったりすることも少なくありません。

またなかには、バスに乗りながら、
「無料生活相談所」の看板をみて、
電話番号を書き写そうとしたけれど、
紙とペンも持ち合わせていなくて、
一生懸命に暗記をしようと、

「8532448,8532448」と、
事務所の電話番号を
まるで、おまじないのように
胸のなかで何度もつぶやき覚え、
電話をかけてくれた人もいました。

バスの窓越しに見えた
わたしたちの事務所が、
この人達にとって、
どんな風に映ったのだろう。

市議会議員として、
政策はもちろん大切なことですが、
困っている人々の身近な相談相手として、
寄り添える存在でいたい。

ベランダから手を振るみなさんを見て、
そう思ったのでした。


窓越しに見えた無料生活相談所




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Posted by 比嘉みずき at 23:50 │生活相談