2010年05月16日

「ただいま普天間基地包囲中です」

5・16普天間基地包囲行動に行ってきました!

大雨警報が出される中、
子ども達からお年寄りまで、
県民はみんなで手をつなぎました。

わたしは日本共産党の宣伝カーに乗って、
案内係をしていました。
宣伝カーの上から見える県民の連帯の輪に、
何度も何度も涙がこみ上げてきました。

戦後65年。祖国復帰から38年。
いまだに変わらない米軍基地の存在に、
わたし達は抗議をしている。

相手は日本政府・アメリカ政府です。

基地を押し付けてくる巨大な権力に対して、
この小さな島に住むわたし達は、
あまりにも微力です。

だけど。
微力なわたし達が、
暴動で訴えるのでもなく、テロに走ることなく。

手をつないでいる。

どこまでもどこまでも続いていくその光景に
わたしは何度も何度も涙がこみ上げてきました。

戦争の愚かさを
いちばん知っている人たちの
平和を求める誇り高い行動に。
何度も何度も涙がこみ上げてきました。

辺野古のオジィやオバァは、
座り込みで13年間、
美しい海に杭一本打たせませんでした。

わたし達の平和運動は、
脈々と受け継がれているのです。

ラジオでは普天間基地包囲行動を
リアルタイムで伝えていました。
わたしたちの宣伝カーも、
大きなスピーカーを通してその放送を流しました。

「ただいま普天間基地包囲中です!」
地元の高校生達の元気な声がラジオから流れました。

午後2時30分。
ラジオが2回目の包囲行動の合図を告げ、
みんなが手をつなぎました。

みんながその手を高く掲げている時、
ラジオからこの唄が聴こえてきました。


 『矛盾の上に咲く花』 
                モンゴル800

 人は弱し うわべ装い 心は裸 うわべは崩れる
 もろい裸心はたやすく傷付き 救い求めうろたえる
 頼れるもの捜ししがみつく それの繰り返しが人の歴史
 
  小さすぎる世界観 大いなる自然にごめんなさい
  誰のせいだとか関係ない 気にするヒマあれば笑いなさい
 
 美しい空の青 海の青 この島すでに悲しき日本色
 この小さな島に溢れていた おばぁの笑顔も涙で歪む
 心からみんなで歌える国の歌なら楽しいかもね
 平和願い叫ぶ前に これ以上自然を壊さないで

  矛盾の上に咲く花は 根っこの奥から抜きましょう
  同じ過ち繰り返さぬように根っこの奥から抜きましょう

 そして新しい種まこう 誰もが忘れてた種まこう
 そしたら野良犬も殺されない 自殺するまで追いつめられない
 どこの国もやさしさで溢れ 戦争の二文字は消えてゆく
 そして振り出しに戻し 今 素敵な世の中をつくろうか

金網のむこうに広がるわたしたちの土地。
みんなが見つめるその先には、
「矛盾の上に咲く花」の
根っこが見えました。

わたしたちはその根っこをいま見つめています。
奥から抜くために。新しい種をまくために。
垂れこめる雨雲にみんなで手を掲げました。

「ただいま普天間基地包囲中です」

                  根っこを抜くぜい!!!



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Posted by 比嘉みずき at 21:52 │米軍基地