2010年08月04日

おもろまち1丁目の超高層マンション問題

那覇市おもろまち1丁目に
超高層マンション群の建設が進められています。

この問題は議会でも大問題となり、
わたし自身も地域住民の声を届けるべく何度も追及をしました。

「この場所には将来、市役所が来ますよ」と説明を受けて、
土地を購入し、家も建てたのに。
112m・32階建ての超高層ビル群が建つことになったら…。

乱開発による住環境をめぐる問題は全国でも問題になっています。
しかし那覇市の問題はそのなかでも、
民主的な手続きも踏まないで行われている最悪なケースです。

土地を売却した那覇市からも、工事を進める事業者からも、
地域住民への説明も不十分なまま、建設が進められようとしていました。

こうしたなか、地域住民のみなさんの要請で、
三者も含む「地域再生協議会」が設置され、
昨日は第7回目の協議会が開かれました。

やっと出来た話し合いの場なのに、
今度は地域住民の求める「住環境や景観の保全」などについて、
協議項目から外し、話し合いさえ拒んでいる状況が続いています。

この地域再生協議会の運営については、
国が定めた地域再生法という法律のなかでしっかりと明記されています。
那覇市の法律を無視したやり方をただすべく、
わたしたちは昨年の10月、国会に乗り込み内閣府に確認をしてきました。

「地域再生法の趣旨からも、そして地域再生法第12条からも、
協議項目については協議会の構成員の間で決めるものである」
内閣府の答えは明確なものでした。

昨日はこの点について、
地域住民の代表の方があらためて問いただすと、那覇市側は
「地方分権の趣旨からも、地方自治の解釈が尊重されるべき」
とぬけぬけと言いました。

法律を破っておいて、どうして地方分権を語れるのでしょうか!?

「この問題はまだまだ終わっていない」
あらためて追及していくことを決意しました。

おもろまち1丁目の超高層マンション問題

                      怒号の飛び交う会議室



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Posted by 比嘉みずき at 16:28 │おもろまち