2009年10月07日

那覇市の介護

本日は平成20年度那覇市決算審査2日目。
福祉政策課、障がい福祉課、保護課、ちゃーがんじゅう課、
を審査しました。

ちゃーがんじゅう課は、那覇市の介護保険を扱う課です。
わたくしからは、
那覇市の介護給付費(市民が受けた介護サービス費)
の前年度との比較について質問しました。

前年度の介護給付費総額は約133億円に対して、
平成20年度は約141億円と、8億円も増えているとのことでした。

その原因について、再質問をすると、
介護認定を受けた方はそんなには増えていないけれど、
介護サービスの利用料が増えているとのことでした。

那覇市の介護保険料は高い!と、
多くのみなさんが感じていると思いますが、
「利用料が増えると保険料も上がる。
 高齢化が進むとさらに保険料も上がる」
という、制度の根本的な矛盾を抱えていることが大きな原因です。

当局のみなさんに、そのことに対する見解を求めたら、
担当している課長さんの方からも、制度についての問題点を指摘し、
「機会があるごとに、那覇市として国にも声を上げている」
と答えました。

わたしの隣に座っていらっしゃる保守系議員の先輩も、
「うちも母親が介護を受けていて大変なんだよ…」
とつぶやいていました。

年金からも天引きされる介護保険。
創設当初から「制度あって保険なし」と批判が相次いでいます。
誰もが安心して老後を過ごせるために、
那覇市からも、制度の抜本改正の声を大きく広げるときです。

那覇市の介護

                      仮庁舎のC棟1階にあります




Posted by 比嘉みずき at 16:48 │介護保険