地域の悩み
二か月からの生活相談が解決できません。
Aさん宅の庭は、地面から浸透水が溢れてきて、
湿地帯みたいになっています。
今日みたいな太陽が照り付ける日でも、
庭はジャカジャカと湿っていました。
「水たまりにはボウフラが湧いて、
カエルは当たり前、こないだはカニを発見しました。
漫湖公園からこっちまで歩いてきたんですかね!?
地盤が緩んで擁壁が倒れないか心配です」
Aさんは疲れた表情で訴えていました。
原因はどこにあるのだろう。
調査に来た職員さんと、わたしは考えました。
Aさんのお話によると、
急傾斜地に建つAさん宅の上の方にマンションが建っている。
マンション建設によって、
地下の浸透水の流れが変わってしまって、
Aさん宅の庭から湧き出るようになってしまった。
どうやらこの仮説が有力のようです。
しかしその場合でも、
那覇市上下水道局の見解としては、
個人の敷地内での問題については、
公共工事として対応することはできない。とのこと。。。
う〜ん。何か違う気がする。。。
①個人敷地という小さな話でなく、
急傾斜地という広範な地域問題である。
②米軍占領時代から基盤整備が整っていない地域である。
③マンション建設との因果関係もある。
④Aさんに瑕疵はなく、被害者である。
わたしの問題意識を職員さんに伝え、
引き続き、調査・研究をすることを確認しました。
訪問は今日で三回目。
なかなか解決できないことを申し訳なく思い、
Aさんにお詫びをしました。
「忙しいのに足を運んでくれて、
親身に相談に乗ってくれて、
それだけでも嬉しいです。ありがとう」
市議会議員としてのやりがいを感じた瞬間でした。
なんとかして解決しなければ。
弁護士の先生の意見も聞いてみよう。そうしよう。
地域の雨水浸透水がここに集まっているんです
関連記事