テント村のつづき
土曜日に開催された自立支援テント村については、
新聞やテレビのニュースでも取り上げられ、大きな反響がありました。
沖縄では初めての試みでもあり、また準備期間も短く、
主催者のみなさんも手探りでの取り組みでした。
土曜日に相談にのった60人を超える相談者のうち、
ホームレスや、重症の病気を抱えている人など、
特に緊急的な支援が必要な人たちが20名近くいました。
その方たちを生活保護やホームレス支援事業に申し込むために、
本日、朝8時30分に那覇市役所に集まっていただきました。
那覇市役所は本日は仕事納めの日。
いつもなら大掃除や仕事納め式など、
和やかな中で一年の仕事を終えるのですが、
冷たい雨に濡れた困窮者のみなさんが、駆け込んできたので、
職員の人たちもびっくりされたと思います。
しかし、そこは那覇市。
副市長も玄関まで迎えに来てくれて、担当窓口まで案内してくれました。
健康福祉部の職員のみなさんも、テキパキと対応してくださり、
相談に来たほとんどの方々が、生活保護申請などにつなげることができました。
また生活保護申請もできないホームレスの方々を、
NPO法人のプロミスキーパーズさんが、バスで迎えに来て下さり、
集団で受け入れてくれました。
いろんな方々の協力で、困っている人たちが、自立への一歩を踏み出しました。
お昼時間には、那覇市が緊急食料のカップラーメンを差し入れしてくださり、
みんなで食べました。温かいラーメンに、みなさんの顔がほころびます。
年の瀬の寒い日でしたが、人々の思いやりに、心はホカホカなのでした。
那覇市からの緊急食糧
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