特別委員会、県庁に行く
先週金曜日、わたしも所属している、
「公共交通と交通政策に関する特別委員会」による、
沖縄県との意見交換会に参加してきました。
議会で公共交通について質問すると、
那覇市当局のみなさんは、
「上位計画を策定する県と協議していきます」
との答弁が少なくありません。
それならば!
市民の声をいちばん身近に聞いている、
わたしたち市議が、直接、県にその声を届けようじゃないか!
こうして実現した意見交換会でした。
沖縄県の企画部交通政策課のみなさんをはじめ、
関係する職員さんが大勢で参加してくれました。
説明いただいた「沖縄県総合交通体系基本計画」は、
沖縄県全体の様々な課題に関する計画が書かれていますが、
那覇市に関わる計画として、
特にわたしが注目したのは、バスについての計画でした。
・基幹バスの導入
・バスレーンの段階的延長(久茂地から宜野湾市伊佐まで)
・バス停の改良(屋根付きバス停、案内板)
・路線系統別カラーリングの導入
・低床バスの導入
・バスロケーションシステム
・ICカードの導入
いずれの施策も全国では当たり前のものばかりですが、
実施年度を明記した計画ができたことは大きな一歩だと思います。
個人的に嬉しかったのは、これまで議会でとりあげてきた
「ICカードの導入」について、2015年度運用開始が決まったことです。
運賃の支払いが簡素化されることや、
他のバスやモノレールへの乗継ぎ割引きが可能となり、
公共交通への利用促進が図られると思います。
一方で沖縄県の抱える課題について、
わたしからも以下のことを発言しました。
公共交通のバスが民間会社に任せっきりになっていること。
市場競争となっているバス路線では、市民のニーズに応えられないこと。
行政がもっと主体性を発揮できる仕組みが必要なこと。
県当局の説明では、納得のいくものではありませんでしたが、
引き続きこの問題に向き合っていきたいと思います。
過去最大級の台風15号の襲来で、
あらためて公共交通の果たしている役割を考えさせられました。
台風のなか、じっくり読んでいます。
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