多重債務について⑤
借金の解決方法として「自己破産」はよく知られています。
しかし、それ以外にも「任意整理」、「特定調停」、「個人版民事再生」
などが解決方法としてあります。
いずれの方法を選択するかは、相談者が決めることです。
わたしは相談にこれらた方に、
信頼できる弁護士や司法書士さんを紹介しています。
紹介を受けた、弁護士や司法書士さんは、
相談者の借金の整理について依頼を受けているということを
貸金業者に通知します。
すると、通知が貸金業者のもとに届いた後は、
繰り返し貸金業者が直接債務者に取立てることは、
法律で禁じられているので、相談者に対する取立てはストップします。
「取立てがストップする」
毎週、返済日に怯えていたYさんは、
それだけでもとても喜んでくれました。
また、YさんはA社から最初の借入時から5年を超えて
利息制限法の上限金利(15~20%)を超える金利で
返済を続けていたので、「過払い」になっている可能性があることを伝えました。
「とにかく司法書士さんのところに相談に行きましょう!」
Yさんの顔が少しだけ明るくなりました。
行きましょう!
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