野次を飛ばしても討論しない賛成派

比嘉みずき

2013年10月01日 23:15

今日は9月定例議会の最終本会議でした。

市長から提案された議題についての
賛成・反対討論が行われる最終日。
わたしも日本共産党市議団を代表して、
一般会計補正予算案の反対討論に立ちました。

補正予算案の討論は、
議事日程の最終盤に行われるため、
待っている間とても緊張するのです。

今回の補正予算案では、
新那覇市民会館の建設地における、
周辺環境を調査する事業が含まれています。

本来であれば、
3つの建設検討地について調査を行った上で、
比較検討を行い、市民の意見も聞いて、
建設地を決定すべきです。

しかし翁長市政は、
市の内部だけで建設地を決定し、
まるで後付けのように調査を行うというのです。
順序がまったく逆です。

新市民会館建設地については、最初から、
市長案の久茂地小学校統廃合跡地ありき。
こうした行政手法は許せないと、
わたしたち日本共産党市議団は
反対討論を行いました。

わたしの討論中、
よく聞こえない小さな声で
野次を飛ばす議員がいました。

立場は違えど、
議論を尽くして賛否を決めていくのが、
議会の役割だと思うのです。

わたしは討論を終えて、
席に戻り賛成討論を待っていましたが、
結局は賛成派の議員からは討論は行われず、
表決が行われ賛成多数で可決となりました。

緊張して待っていたのに、
なんだか拍子抜けしてしまいました。
那覇市議会は議会改革の真っ只中。
「言論の府」と呼ばれるにふさわしい、
議論をしたいものです。



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