宜野湾市長選のショックから、
なかなか立ち直れないまま、
那覇市議会2月定例議会を迎えました。
新年度予算を審議する重要な議会。
団長の古堅茂治さんと共にわたくし比嘉も、
日本共産党那覇市議団の代表質問を行うことになりました。
気合い入れてがんばります。
日本共産党の代表質問の日程は、
2月28日(火)朝10時からです。
市民のみなさんの傍聴をこころからお待ち申し上げます。
今日はわたしの発言通告を紹介します。
1.翁長市長の政治姿勢について
(1) 翁長市長は新年度「市政方針」のなかで、久茂地・前島小学校の統廃合に向けた取り組みを具体的に挙げ、統廃合ありきの姿勢を明確にしている。久茂地小学校の存続を求める署名が1万7千筆も提出されているなど、保護者や地域住民の理解も協力も得られていないことは明らかである。また、同問題に関連して市民会館建設など、市政の重要課題について軽々しく表明するなど「協働のまちづくり」とは言い難い市政運営である。
「地域住民の理解と協力」が得られていないなかで、統廃合ありきで事をすすめるあり方について、市長の見解を問う。そして、市民会館建設についての政策決定過程を問う。
(2) 教育学的な検証もされていない小中一貫教育の導入は行うべきではない。小中一貫教育の地域説明会では、教師や保護者からどのような不安の声が寄せられているか。
(3)わが県は亜熱帯気候であり、5月から11月頃までクーラー使用が不可欠である。すべての幼稚園・小中学校の教室にクーラー設置を行うべきであり、沖縄振興一括交付金を活用した年次計画を策定すべきである。当局の見解を問う。
2.那覇市の危険校舎について
教育施設は子どもたちが日常的に過ごす場所であり、地域の防災拠点でもある。子どもたちの安全・安心を守ることは市政の最優先課題である。「新沖縄子どもを守る会」による幼小中学校の独自調査によって、柱やはりなどの主要構造部で、コンクリートが剝がれ、鉄筋が露出するなどの危険校舎が10校、ひさしなどにコンクリート剥落がある学校が8校も見つかっている。
(1)那覇市の調査では幼稚園・小中学校・体育館において、柱やはりなどの主要構造部に断面欠損が生じている施設はどこか。使用状況はどうなっているか。教育委員会は安全性・強度を確保されていると認識しているのか。
(2)新耐震基準が適用されていない1981年以前の幼稚園・小中学校・体育館で、改築計画もない施設はどこか。築年数を含めて問う。
(3)那覇市は建築基準法で義務づけられている学校施設の「定期報告」を実施しているか。
(4)那覇市は緊急にすべての幼稚園・小中学校・体育館の安全点検と対策を行い、改築・補修整備計画を策定すべきである。当局の見解を問う。
3.旧沖縄少年会館(久茂地公民館)について
沖縄の戦後史・県民と本土同胞との絆を語る旧沖縄少年会館(久茂地公民館)は、那覇市の貴重な歴史文化遺産であり、先人たちの尊い理念を受け継いで保存と活用を行うべきである。しかしながら、那覇市教育委員会内に設置された検討委員会の報告書に基づいて解体方針が示され、昨年九月の那覇市定例議会において賛成多数で可決をされた。
(1) 検討委員会では旧沖縄少年会館の歴史的文化的価値について十分な検証は行われたのか。またその報告を受けて、那覇市教育委員会や市長部局は全庁的で十分な検証を行ったか。
(2) 耐力度調査を実施したのち、検討委員会は外部からの建築専門家も加えた改修の検証は行ったのか。また過去5回の検討委員会において現場検証は行ったか。
4.子育て支援について
(1)那覇市の保育所待機児童の状況はどうなっているか。待機児童の受け皿として大きな役割を果たしている認可外保育園に、地方税減免措置や減収補填措置等の支援を行うべきである。見解を問う。
(2)沖縄振興一括交付金を活用して、遅れている那覇市の認可外保育所への支援を行うべきである。当局の見解を問う。
(3)沖縄県の学童保育は運営形態・利用料・専用施設整備が全国と比べて遅れている。浦添市よりも遅れている家賃等補助の拡充、ひとり親家庭や低所得世帯への保育料減免措置を行うべきである。当局の見解を問う。
(4)沖縄県はわたしたち日本共産党が一貫して求めてきた子ども医療費の無料化について、入院分を中学校卒業まで拡充する方針である。那覇市がこれまで独自政策で行ってきたその財源で、子ども医療費無料化・窓口無料化を拡充すべきである。見解を問う。
(5)那覇市療育センターの定員数・登録児童数・待機児童数を問う。老朽化した施設問題の解決のためにも、療育センター機能や発達支援センター機能を併せ持った、複合施設への改築を早急に行うべきである。当局の見解を問う。
那覇市の危険校舎