先週は代表質問・個人質問と続き、
ついに身体の調子を崩してしまいました。
自己管理も大事な仕事のひとつ。反省しています…。
さて。身を削って挑んだ代表質問・個人質問でしたが、
その甲斐もあって充実した内容になったと思います。
ブログを通じて議会の様子を伝えていきます。
今議会の特徴では、
わたしたち日本共産党も、もちろん取り上げましたが、
やはり「普天間基地問題」が多く取り上げられていました。
多くの県民が「しっかりしろ鳩山政権!」と思っている証拠です。
しかしながら、沖縄戦の記述をめぐる「歴史教科書問題」については、
どの会派も取り上げていないのが残念でした。
わたしたち日本共産党那覇市議団は、
この問題は代表質問でしっかりと取り組もうと確認をして、
わたしが質問することになりました。
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川端達夫文部科学大臣は11月18日の衆議院 文部科学委員会で、
高校歴史教科書の沖縄戦「強制集団死」記述から、
日本軍の強制を削除させた文部科学省の検定意見を、
「適正な経過だと認識している」と述べ、問題はないとの見解を示した。
これでは旧来の政府のとってきた態度と変わらないではないか。
これは11万5千人余が集まった2007年「9・29県民大会決議」、
そして那覇市議会「教科書検定に関する意見書」を踏みにじるものであり、
到底容認できない。こうした政府・大臣の態度をどう思うか。市長の見解を問う。
わたしのこの質問に対して、翁長雄志市長が答弁に立ちました。
「悲惨な沖縄戦の実相を正しく後世に伝えることの大切である。
検定意見が撤回されていないことや、今回の大臣の発言は極めて残念だ」
そのような答弁をしました。
そして用意していた答弁書を置いて、市長は続けて言いました。
「県民大会で、青年が『おじい、おばあは嘘をついていると言うのか』という言葉のなかに
県民の心を揺り動かしたものがあろうかと思っている。
ところが、鳩山政権は全く同じ見解が示されている。
新聞報道も少なく、あのとき先頭を切っていた政党も抗議していない。
いったいどうなっているのだろう。と感じている」
市長は民主党と連立を組んでいる社民党のみなさんにも言っているみたいでした。
政権交代が起こり、那覇市議会でも政党間のせめぎ合いが激しくなっています。
しかし、普天間基地問題も歴史教科書の問題でも、
党派の違いを越えて、わたしたちが力を合わせ、
世論と運動を大きく広げていくことが大切だと思います。
まだまだ続く議会日程です