議場の外で思ったこと
那覇市議会は本日、臨時議会をひらき、
「米軍普天間飛行場の県外・国外への移設を求める意見書」
について採決がありました。
意見書は鳩山新政権が、普天間基地について
「県外・国外を明確にうたっており、
県民はその実現に大いに期待している」と述べ、
「一日も早い県外・国外への移設を実現するよう強く要請する」
と書いてあります。
今回の意見書には、意見書の表題にもあるように、
普天間基地の「県外・国外」への移設を求めるものです。
県民の命と生活を脅かしている危険な基地。
基地あるがゆえのこの痛みを。この苦しみを。
どうして他県のみなさんに押し付けることができるでしょうか。
いま本当に必要なのは、11月8日に行われる、県民の総意である、
「辺野古への新基地建設と県内移設に反対する県民大会」
を大きく成功させ、全国のみなさんと連帯してがんばることです。
基地の「県内移設反対」と「県外・国外移設を求める」では、
本質的に意味が違います。
わたしたち日本共産党会派は採決に先立ち、
この意見書には「県外・国外」を求めているため、
退場をして採決に加わりませんでした。
議場の外で聞いた採決の拍手は、とても乾いて聞こえました。
わたしはその乾いた音のなかで、
これまでこの島に、平和運動で応援に来てくれた、
本土の仲間のみなさんの顔を思い浮かべ、こぶしを強く握りました。
戦争へとつながる基地はどこにもいらない。
わたしの哲学です。
意見書
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