台風接近
「大型で強い台風8号は6日午後、
沖縄・宮古島の南南東の海上を西へ進んでいます。
深夜から明日、朝にかけて、暴風や高波、大雨に警戒が必要です」
テレビやラジオでは、台風のニュースがひっきりなしに流れています。
学生の頃は、妙にはしゃいで、
レンタルビデオ屋さんに向かったものでした。
しかし今は、「地域のあの人は大丈夫かな…?」
と胸騒ぎのほうが大きくなり、いてもたってもいられません。
市役所で、臨時議会の議案説明が終わり、
夕方になって、気になるお宅を訪ねようと、
スクーターに乗って、パトロールに出かけました。
国際通りのほうは、案外落ち着いていて、
観光客のみなさんは、台風さえも楽しんでいるようでした。
「台風をなめてたら大変ですよ…。さっさとホテルに帰ったほうがいいですよ」
声には出さずに、ほくそ笑んでいました。
しかし!その言葉はわたしにこそ浴びせられるものでした。
国道58号線に出たとたんに、突風が激しくなり、
スクーターが横に流されていきます!
「びっくりしたなもう!」となかば逆ギレしながら、路肩に寄りました。
とにかく気持ちを落ちつかせようと、
携帯電話のカメラで、暴風に揺れる椰子の木を撮ってみました…。
心配だった方の家につくと、幸いに何事もなく、安心しました。
それどころかマンゴーまで切ってくれて、昔の台風の話で盛り上がってきました。
地球温暖化の影響か、沖縄の台風も性格が変わってきたように思います。
先島みなさんのご無事と、マンゴーの無事を祈ったのでした。
この時。心臓はバクバクでした。
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