苦難の根源を知った人々
これだけ県民が反対しているのに、
どうしてオスプレイ配備を強行しようとするのだろう。
アメリカ政府は「日米安保条約にもとづく権限」だと言い、
日本政府は「日米安保条約上の義務」だと言った。
「日米安全保障条約」。
わたしたち県民は安全保障の名のもとに、
基地の島にされ、命と安全が脅かされつづけている。
そしてまた、
安全保障の名の軍事同盟によって、
アメリカの軍事戦略に加担をしてきた。
あの戦争から67年が経った。
戦争につながる一切を拒絶しようと誓ったはずなのに、
わたしたちの島は、いまでも植民地みたいだ。
日本政府もアメリカ政府も、
県民の怒りを計り損ねている。
なし崩し的にオスプレイを配備してしまえば、
わたしたちが諦め、現実を受け入れると考えているのだろう。
だけどそれは大きな間違いだ。
わたしたち県民は、わたしたちを苦しめいている根源を再確認した。
そして、沖縄差別論を乗り越えて、全国の人々と連帯を広げている。
昨日、オスプレイ配備に反対する市民集会に参加をした。
みんな県民大会が待ちきれないみたいだった。
若い人が太鼓を鳴らし、ディジュルドゥを吹き、
楽しみながらサウンドデモをしていた。
はにかみながら、けれどその瞳はキラキラしていた。
「オイッス!みんな声が小さいな、もういちどオイッス!」
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