「共産党員らしくない」わたし

比嘉みずき

2010年05月22日 23:48

前回のブログのつづきです。

いよいよラジオ生放送の合図がでました。
ラジオ局の方からの依頼は、
『いつも共産党さんが街頭で演説している感じでお願いします』
とのことでした。

確かに日頃から、
十字路や路地裏などでマイク握って訴えていますが、
まるでジャズボーカリストが使うような立派な
マイクに向かって訴えるのはとても緊張しました。

自分でしゃべっている声が、ヘッドホンから聞こえてきます。
「この声が電波に乗って、みなさまに届いているなんて…」
足がすくみそうになりました。

『雇用問題』と『普天間基地問題』について、
20分間、一生懸命訴えさせていただきました。

わたしの演説が終わると、
パーソナリティのお姉さんの選曲した、
民謡の曲が流れ始めました。

「ふ~。終わった!とても緊張しました!
 どうもありがとうございました。それじゃ!」

と急いで帰ろうとするわたしに、
お姉さんと社長さんが呼び止めました。

「残りの時間はフリートークしようね。
 共産党さんに聞きたいことがいっぱいあるさ」

そんな話聞いていません…。

そんなことお構いなしに、
再びヘッドフォンを着けさせられて、
第2部が始まりました。

 お姉さん「みずきさん。どうもありがとうございました」
 社長さん「だけど、みずきさんは共産党員らしくないね」 
 お姉さん「なんだか共産党のイメージ変わりました!」
 みずき 「あ・あ・ありがとうございます」

たまたま番組に遊びに来ていた別のDJのおじさんも、
「共産党は『なんでも反対』。そして『怖い』イメージがあるよ。
 だけどあなたは違うみたいだ。なんで党に入ったの!?」

まっすぐな質問が次々と浴びせられました。

わたしはできうる限り真摯に、
そして言葉を選びながら答えさせてもらいました。

自分が入党を決意したときの想い。
いまの日本の政治が抱えている問題点。

共産主義や社会主義について
崩壊したソ連や北朝鮮のイメージで、
悪い印象をもっている人々の気持ちもわかるけれど、
日本共産党がめざしているのはそんな社会ではないということ。
一人ひとりが大切にされ、
本当の意味で平等な社会をめざしていること。

少し熱くなりすぎました。

社長さん「共産党さんは弱い人達の味方だよね。そこは偉い」
お姉さん「共産党さんはよく勉強していますよね。他党も見習ってほしい」
社長さん「みずきさんともっと話したいことあるさ。また遊びに来てね」

今回のラジオデビューはとても貴重な体験になりました。
やっぱりまだ我が党はいろんな見方をされているんですね。
でも、注目されていることは確かなようです。

「共産党員らしくない」と言われてしまいましたが、
これでもいっぱしの日本共産党員のつもりです。
もっともっと露出していかねば!

静かな野望が出てきました。



                           明日へ!

関連記事