おもろまち元市役所予定地再開発問題

比嘉みずき

2009年08月05日 23:54

夕方六時から、
「仕方がない理論を超える市民の環境戦術」
と題するシンポジウムに参加してきました。

おもろまち元市役所予定地再開発を考える内容で、
パネリストは東京都市大学、環境情報学部の
青山貞一教授でした。

先生は東京都「恵比寿ガーデンプレス」の再開発問題などで、
住民アセス報告書を作成したり、住民運動を支援したりと、
住環境問題で大変権威のある先生です。

「那覇市おもろまちの問題は、
 小泉・竹中構造改革によってもたらされた、
 規制緩和を利用した政官業による利権の構図そのものだ!」
と、はっきり指摘していらっしゃいました。

巨大な権力に、地域住民がどうやってたたかっていけばいいのか。
先生からたくさんのアイデアを教えてもらいました。

またなによりも、
これから運動を続けていくなかで、大切なことを思い出させてくれました。
「理念なき再開発は必ず破綻していく。なぜならそこには住民生活の視点がないから」

おもろまち問題は、あの地域だけの問題ではなく、
住民の声を無視して、計画を進めようとする行政に対する、
民主主義を守る大きなたたかいなんだ。とあらためて決意を堅くしました。

台風が近づいていて、風も強かったのですが、
シンポジウムに参加した地域のみなさんは、
まばゆいほどの希望をもらって会場をあとにしました。



                        心強い助っ人登場です

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