年の瀬

比嘉みずき

2011年12月31日 17:35

2012年がゆっくりと暮れていきます。

今年一年を振り返ると、
東日本大震災や米軍普天間基地問題、
社会的にも激動の一年でした。

また、個人的にも結婚や祖父との別れなど、
忘れられない一年となりました。

出会いや別れ。
喜びと哀しみ。

お決まりの歌の文句みたいだけれど、
今年はなんだか、
そういった常套句に励まされたりしました。

「大丈夫」
「がんばろう」
「ありがとう」

人々が繰り返し営んできた生活のなかで、
使い古されてきた言葉にこそ、
大切なものがある。

あたりまえのことが、
あたりまえでなくなってきた今。
ありふれた日常を大切に生きよう。

今年最後の一日は、
家でレコード聞きながら
ゆっくり過ごしました。

ホセー・アントニオ・メンデス
「フィーリンの誕生」
1950年代のキューバの歌謡曲。

つまびくギターに優雅なコンガの響き。
そしてなんだか懐かしいオルガンの音色。

決して派手なオーケストラではないけれど、
必要最小限の音がそこには流れています。
「楽団」という名前がぴったりの人たちが奏でる歌謡曲。

来年がみなさまにとって、
幸多い年になりますように。
こころから祈念もうしあげます。

どうぞよいお年を!




               わたしの年末の一枚。身体がほぐれるのです。







関連記事