那覇市の介護

比嘉みずき

2009年10月07日 16:48

本日は平成20年度那覇市決算審査2日目。
福祉政策課、障がい福祉課、保護課、ちゃーがんじゅう課、
を審査しました。

ちゃーがんじゅう課は、那覇市の介護保険を扱う課です。
わたくしからは、
那覇市の介護給付費(市民が受けた介護サービス費)
の前年度との比較について質問しました。

前年度の介護給付費総額は約133億円に対して、
平成20年度は約141億円と、8億円も増えているとのことでした。

その原因について、再質問をすると、
介護認定を受けた方はそんなには増えていないけれど、
介護サービスの利用料が増えているとのことでした。

那覇市の介護保険料は高い!と、
多くのみなさんが感じていると思いますが、
「利用料が増えると保険料も上がる。
 高齢化が進むとさらに保険料も上がる」
という、制度の根本的な矛盾を抱えていることが大きな原因です。

当局のみなさんに、そのことに対する見解を求めたら、
担当している課長さんの方からも、制度についての問題点を指摘し、
「機会があるごとに、那覇市として国にも声を上げている」
と答えました。

わたしの隣に座っていらっしゃる保守系議員の先輩も、
「うちも母親が介護を受けていて大変なんだよ…」
とつぶやいていました。

年金からも天引きされる介護保険。
創設当初から「制度あって保険なし」と批判が相次いでいます。
誰もが安心して老後を過ごせるために、
那覇市からも、制度の抜本改正の声を大きく広げるときです。



                      仮庁舎のC棟1階にあります

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