与儀学童のこと

比嘉みずき

2009年06月24日 23:16

1期目の議員活動を振り返って、特に印象に残っているのは、
与儀学童の施設問題についてです。

3年前に、当時は与儀幼稚園の2階にあった与儀学童クラブの天井から、
コンクリートが剥がれ落ちる事故がありました。
急いで現場調査を行い、議会でもとりあげるなかで、
なんとか与儀小学校内の空き教室に入居できることになりました。

しかしそれから3年たった今年、また新たな問題が生じました。
4月から今まで利用していた空き教室がもう使えなくなるという知らせでした。
地域の方からその情報が寄せられたときに、
那覇市の対応の不十分さに憤りを感じました。

学童クラブについては、全国の関係者のみなさんによって、
これまでの本当に地道な努力が続けられてきました。
そしてついに国や県もその位置づけを改めて、「放課後子どもプラン」という計画も策定しました。
しかし那覇市はそのプランに基づいた、
自治体としての責任について自覚が足りないと言わざるを得ません。

わたくしはその課題をたびたび議会のなかで議論をしてきましたが、
ついに今年の2月議会で那覇市こどもみらい部が、
「学童クラブの施設整備計画をつくる」ことを約束をしました。

この背景には与儀学童関係者のみなさんが夜遅くまで会議を開いたり、
那覇市に対して陳情書を出したりした努力の結果だと思います。

わたしはこの一連の活動のなかで、
「道理のある提案は、地域のみなさんと力を合わせれば実現することができる」ことを、
与儀学童のみなさんから教えてもらいました。

6月議会には、ついに当局も、
「放課後子どもプランでしめされているように、
与儀幼稚園の改築の際には学童クラブの専用施設の併設を、
検討対応していきたい」という主旨の答弁をしました。

この答弁を聞いたときの嬉しさといったら!

与儀学童の施設問題は、
那覇市全体の学童問題の象徴ともいえる課題でした。
引き続き、子育て世代のみなさんを応援するために、
そしてなによりも学童をお家のように想っている子ども達のために、
議会に戻ってがんばりたいです。



                       そのときの比嘉の気持ち

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