誓いの日 2012.10.1

比嘉みずき

2012年10月01日 21:53

普天間基地にオスプレイが強行配備されました。

早朝から野嵩ゲート前で座り込みながら、
沖縄のこと、日本のこと、これからのこと。
いろんなことを考えました。

1972年に沖縄は施政権返還を勝ち取りました。
わたしが生まれるほんの少し前の話です。

沖縄戦で捨て石にされ、
戦後も日本から切り離されて、
米軍占領下におかれました。

復帰から40年たった今も、
日米安全保障条約の名の下に、
わたしたちは、命も人権も脅かされつづけています。

わたしは、沖縄の歴史を知るたびに、
わたしたちの父や母や、祖父や祖母が、
どうして日本への復帰を望んだのかが、
わからなくなりました。

「沖縄の人々は憲法の下に帰りたかったんだよ」

主権が国民にある日本に。
基本的人権が保障される日本に。
武力を持たず、戦争を二度としない。そう誓った日本に。
だからみんな、島ぐるみでたたかったんだ。

その話をしてくれたのは父でした。
わたしはその話を聞いてから、
沖縄県民であることに誇りを持っています。

今日、わたしたちの沖縄にオスプレイが強行配備されました。

主権者である県民の総意を踏みにじり、
命という基本的人権を脅かし、
戦争につながるオスプレイを強行配備しました。

だけどわたしは、悲しみや無力感に囚われていません。
「たたかいは此処から。たたかいは今から」
みんなの歌が聞こえてきます。

わたしたち県民のたたかいは、沖縄だけの問題ではありません。
沖縄の米軍基地をなくすことは、
国民の主権をとりもどし、基本的人権を守り、戦争を放棄する道。
日本の本当の独立への道につながるからです。

本当の「祖国復帰」を実現するまでがんばるぞ。
今日は新たな誓いの日です。



               非武装・非暴力のたたかいが一番強いんだぜい