議員の役割

比嘉みずき

2010年09月06日 22:20

いよいよ明日は、
東村議会議員選挙の告示日です。

マスコミは新基地建設問題を抱える
名護市や宜野湾市の選挙に注目をしているようですが、
東村もまた、米軍ヘリパッド基地建設という
沖縄の重大な問題を抱えています。

わずか700世帯ほどの、
小さな小さなこの村も、
日米両政府を相手に「新基地建設反対」の声を
挙げつづけているのです。

しかし、たたかう相手が巨大なだけに、
「ヘリパッドに反対しても、どうせ日米政府はつくるだろう」
「それなら補償要求をして、地域の振興につなげたほうがいい」
そのような声があがっているのも、また現実です。

わたしはそのことを知り、
住民側が要求している補償案を調べてみました。

「コミュニュティ広場の整備」
「農業用水施設の建設」
「公民館の改築」などの被害補償が10項目並んでいました。

唖然としました。

住民のみなさんが望んでいる補償案はどれも、
ヘリパッド建設を認める代わりに、
実現されるべきものではありません。
どれも行政の責任で、当然に実施されるべきものです。

いったい東村や議会は何をやっているのだろう…。
不思議に思っていたわたしに、
朝刊のニュースが答えを教えてくれました。

『質問者平均1.3人 東村議会』琉球新報8月25日

なるほど。住民の声を届ける議員さんが少なすぎるのだ。
那覇市では与野党の立場に関係なく、
ほぼ全議員が毎議会質問をしています。

東村はヘリパッド問題と同じくらい、
「住民の声が届く村政」が重大な課題のようです。
地域の声を議会に届け、政治を前に動かしていく。

そのためにも、
日本共産党のイサまさつぐさんを
議会に押し上げたい。

さきほどの補償案のなかで、
いちばん優先順位が高かったのが、
「イノシシ対策の柵の設置」でした。

ヘリパッド建設と引き換えに実現すべきものではありません。
日本共産党のイサさんだったら、
こうして実現してみせます。

イサさんはそのことを証明するために、
制度も勉強して、国や県に働きかけました。
(前回のブログをご参照ください)

いま、激動の時代のなかで、
住民の代表である「議員」の資質が厳しく問われています。

明日からはじまる選挙戦。
住民の声を一生懸命に届けようとしているイサさんの訴えが、
東村の民主主義を明るく照らすことを祈るばかりです。




               日本一のパイン産地にふさわしいイノシシ対策を!


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